米通信大手のベライゾンとNHL(ナショナルホッケーリーグ)は、5G分野における複数年のスポンサー契約の更新を発表した。ベライゾンはNHLの「公式5Gパートナー」、「公式無線サービスパートナー」および「公式モバイルエッジコンピューティングパートナー」を引き続き務める。

今回の契約に基づき、ベライゾン・ビジネスは、既に一部のNHLアリーナ(試合会場)にローカル5G網を試験的に導入している。将来的には、より多くのNHLアリーナにローカル5G網を展開し、試合運営やファン体験を向上させる様々なソリューションを導入する計画である。

ベライゾンによれば、同社のローカル5Gやモバイルエッジコンピューティングが導入されたアリーナでは、様々な業種の企業が新たなソリューションを開発可能になるという。試験導入されている米ニュージャージー州のプルデンシャルセンターでは、審判がリプレイレビューに使用できるiPadやビデオコーチング、コーチおよびビデオコーチとの通信のためのソリューションなどがテストされている。

ベライゾン・ビジネスのKyle Malady CEOは「NHLとのパートナーシップは、ネットワーク接続の変革が会場とファンに何をもたらすかを示すものだ」とし、「NHLという先進的なパートナーを得たことで、プロホッケービジネスを見据えた際、運営の面でも、試合中の効率やファン体験の向上という面でも、大きな可能性が開ける」とコメントしている。

[関連情報]
・Verizon to deploy private 5G networks across NHL arenas(https://www.rcrwireless.com/20240219/venues/verizon-deploy-private-5g-networks-across-nhl-arenas)
・Verizon takes private 5G to the ice with NHL(https://www.lightreading.com/5g/verizon-takes-private-5g-to-the-ice-with-nhl)
・Verizon and National Hockey League renew U.S. partnership(https://www.verizon.com/about/news/verizon-and-national-hockey-league-renew-us-partnership)