■これまでのあらすじ
中学受験を控え、進学塾に通っている小6のツム子は、常にクラス1番の成績を誇る良子に宛てられた嫌がらせのメモを書いた「いじめの加害者」として、先生に疑われてしまう。それはツム子の荷物の中に、そのメモと同じメモ帳が見つかったから。しかしそのメモ帳は良子にもらった物であり、もうひとり新居という女の子も同じ物をもらっていたため、ツム子は先生に新居の話をすることに。しかし、先生は昨日良子の机にメモはなかったから、今日塾を欠席している新居には不可能だと言い、ツム子に罪を認めさせるため、「いい加減に認めなさい!」「お、ま、え、がっ これを書いて良子の机に入れたんだろ!」と怒鳴りながら詰め寄る。やっていないツム子は自分は潔白なのに、このまま自分が犯人ということになってしまうと、怖くなるのでした。

■先生がツム子を疑う理由


■交換条件を提示…!

ツムママさんは、先生の発言の中で「今認めたら…」という交換条件のような言葉が、一番つらかったと言います。

さらに、これだけ「私じゃない」って言っているのに、大人である先生に信じてもらえないってことは、「同じ大人である親ももしかしたら…」って思ってしまったと…。

いつもなら「私の親だからきっと信じてくれる」と思えたはずが、あの日、あのときの先生とのやり取りで、そういう思いはすべて消えてしまったのでしょう。

「私の言うことなんて誰も信じてくれないんだ」「このまま犯人扱いされて終わるんだ」と、あの部屋で絶望と恐怖に包まれていたそうです…。


(ツムママ)