■これまでのあらすじ
中学受験に向けて自分から進学塾に通うことにしたツム子は、成績順で上のクラスに上がることに。しかし、いざ上のクラスに入ったものの今度はついていくのが大変で…。そんな中、常にクラスのトップを走る良子が塾内でいじめに遭っていることがわかり、良子をかわいがっているクラス担任の先生は、同じクラスに加害者がいると確信し、荷物検査を実施。すると加害者が良子に書いた嫌がらせのメモの紙と、同じメモ帳をツム子のカバンの中に発見。ツム子を加害者だと決めつけ、罪を認めさせようと何度も執拗(しつよう)に問い詰め、最後は交換条件まで出してくる。しかし先生の態度に恐怖で怯えながらも、身に覚えのないツム子は必死に否定。最終的にしびれを切らした先生から「これから親御さんに連絡する」と言われ帰宅することになるが、母が先生の言うことを信じてしまうのではないかと怖くなり、帰宅への足が重くなるのだった。

■バスに乗ると…


■停留所に到着

この日のツム子はお母さんに「帰るよ」という連絡をあえてしませんでした。

連絡しなければお母さんはバス停まで迎えに来ないはず、と都合よく思っていたのです。

しかし、連絡しなくてもお母さんは迎えに来ていて、連絡しなかったことを「心配した」と言いつつも、ツム子は怒られはしませんでした。

おそらく、お母さんはツム子がわざと連絡しなかったことに気づいてたのでしょう。

このときのことを思い出すとツムママさんは、母はきっと自分をバス停で待つ間、不安でたまらなかっただろうなと思うそうです。

自分が「帰りたくない」という気持ちのまま衝動的にどこかに逃げ出していたら、バスに乗って帰って来なかったはずだから…。

次回、お母さんと会ったツム子は…!?


(ツムママ)