■これまでのあらすじ
アユは娘に女の子らしさを強要する毎日。幼稚園でズボンを履きたいと主張する娘に激怒すると、それを夫に見られ、話し合いに。アユは女の子らしくないとダメという自分の意見を述べるが、夫からは否定される。夫はアユが女の子らしいから好きになったわけではないと話し、娘に女の子らしさを強要するなら一緒にいられないと…。







まだ、華恋の発言に「どうしてそんなことを言うの?」と思ってしまうときもあります。だけど私はあれから少しずつ、自分の価値観を修正し、華恋自身に歩み寄るようになりました。

本当に好きなものを見たとき、華恋はとてもキラキラした目をします。一歩遅ければ、私は華恋の目から光を消してしまうところでした。

あれから華恋は、ピアノを辞めてサッカーを始めました。小学校のランドセルはお気に入りの水色を選び、とっても嬉しそうです。

そして貴司は、職場環境のいい会社に転職し、家事育児に関わってくれるように。前よりもふたりで話す時間も増えたので、華恋の育児方針についてゆっくりと話し合うこともできるようになりました。

華恋には、本当に自分の好きなものを追いかけて、伸び伸びと育ってほしいと、今は心から思います。


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「女の子育児をしたくない夫」1話目はこちら>>

※この漫画は実話を元に編集しています
(フィクション・スタジオ)