家計を直撃する野菜の価格高騰が続いています。
中には例年の倍以上も高い野菜も。
そのワケとは…
=買い物客=「高いです。すぐ1000円超えます」
「やっぱり葉ものは高いので買わないですね」
山口市の青果店では、タケノコなど春の季節ものから
年間通して食卓に並ぶ野菜まで、総じて価格が上がっているということです。
=藤井食料品店・藤井和幸会長=
「ニンジンとか2週間3週間前と比べたら1.5倍から2倍になりました急に。
これだけ高くなるのは本当数年ぶり」
価格高騰の波は、ニンジンのほか、ジャガイモや大根にも。
これらの野菜は、例年であれば、春先に出荷量が増えて安くなるそうですが…
=藤井食料品店・藤井和幸会長=
「九州の市場に聞いてみたら雨が多くて曇ったりして生育が悪いのと掘りにくい。
雨が多いと傷みが出てくるんできれいなものがなかなか少ないということで、
高くなっているみたいですね。ハクサイなんかすごい。例年の倍以上になってましたから」ハクサイは、例年1玉400円で販売されるそうですが、
2週間前はその2倍以上、1000円だったということです。
そして、ハクサイの価格高騰には、「暖冬」も関係しているといいます。
=藤井食料品店・藤井和幸会長=
「暖冬で早めに12月1月に結局2月3月4月くらいのが先に出ちゃったということで、
そのあとが(悪天候で)生育が遅れてきている」
暖冬と悪天候のダブルパンチ。
例年であれば、春にたくさん店頭に並ぶ野菜が、
市場にあまり出回らない状況が続いているということです。