下関市沖で転覆したままになっているケミカルタンカーについてです。

船の撤去に向け来週から船体を引き起こす作業が行われることがわかりました。

韓国船籍のケミカルタンカー「KEOYOUNGSUN」は

ことし3月停泊していた六連島沖で転覆しました。

乗組員の男性11人のうちインドネシア人や韓国人など9人が死亡、

1人は今も行方不明です。

タンカーは刺激臭のあるアクリル酸980トンを積んだまま転覆した状態が続いていますが

今月に入り、燃料の抜き取りなど撤去へ向けた作業が進んでいます。

関係者によりますと天候を見ながら

今月22日以降に船体を引き起こす作業を行うということです。

引き起こしてから船が安定するまでには5日程度かかるとみられ

その後、撤去作業に入るということです。