オシャレの神戸の街中に生田神社はあります。歴史的に由緒があり、期間限定の御朱印が華やかでとても魅力的です。しかし、災害や戦争による度重なる大きな被害を受けても復興を遂げてきました。古くから神戸の人々に根強く親しまれてきたことを感じます。

そんな、多くの魅力があふれる神戸ですが、この記事では、 生田神社 自分オリジナルの香水を作れる異人館 南京町にある肉饅頭発祥のお店 スヌーピーをコンセプトにしたレストラン を紹介します。

生田神社

Photo by  文本つばき

由緒・由来

祭神は稚日女尊(わかひるめのみこと)です。天照大神(あまてらすおおみかみ)の和魂(にぎみたま/優しさ、温和な霊力)あるいは妹神と伝えられ、「若くみずみずしい日の女神」又は「機織りの神」でもあります。

神功皇后(じんぐうこうごう)元年(201年)新羅の遠征の帰途、現代の神戸港の沖合で船が進ません。そこで占ったところ、稚日女尊が「活田長峡国(いくたながをのくに)に居りたい」と言って姿を現しました。海上五十狭茅(うながみのいさち)によって祀られました。

縁結び、健康長寿、生業守護をはじめ、恋愛成就、安全祈願のご利益があり、神戸の守り神として多くの人々に信仰されています。

授与品・御朱印

縁結び守 「たまき 青・赤」

男女の良縁をはじめ、友人・仕事など様々な人とのご縁を結ぶご利益をブレスレットに込められています。

幸守り八重の糸

神社の象徴である八重桜をレースで表現し、「幸せな日々を織り成し幾重にも彩ある人生になりますように」という願いに寄り添ったお守りです。

御朱印

Photo by 文本つばき

水みくじ

「安産・万物成長・生田の森の守り神」の地で恋愛運を占ってみませんか。

水みくじの手順

  1. 授与所にて「水みくじ」を求めて、生田の森を奥へ
  2. 池に浸す
  3. 水みくじに文字が現れる
  4. 結び所に結ぶ

*おみくじは、基本的に結ぶも持ち帰るのもどちらでも構いません。本人の気持ち次第で自由です。

境内の散策

生田の森

境内北側には、「生田の森」として鎮守の森が広がっています。清少納言(生没年未詳/平安中期の女流歌人)が書いた『枕草子』に「生田の森」について記載があり、1000年以上前から人々に知られていることが伺えます。
また、源平合戦では、寿永3年(1184年)2月には平知盛(たいらのとももり/1152〜1185/平清盛の四男)を大将とする平家軍が生田の森に陣を構え、一の谷から生田の森へ(現在の神戸市兵庫区、中央区、須磨区周辺)かけて一帯が戦場となるなど、歴史が深い場所です。

昭和13年(1938年)神戸大水害や昭和20年(1945年)の神戸大空襲、平成7年(1995年)阪神淡路大震災など、幾度の大きな被害から復興を遂げた「蘇り社」のエネルギーを身近に感じてみませんか。

アクセス

  • 住所:兵庫県神戸市中央区下山手通1丁目2-1
  • 授与所時間:9:00〜17:00
  • 電話:078-321-3851
  • 交通機関:JR三ノ宮駅、私鉄各線三宮駅より北へ徒歩10分/JR新神戸駅(新幹線)より南へ徒歩20分

https://ikutajinja.or.jp/

オシャレな神戸の街を散策

香りの家 オランダ館

Photo by 文本つばき

旧オランダ王国総領事邸として使用され、その後I.Sヴォルヒン氏(ロシア)が住んでいたものを昭和62年(1987年)1月より“香りの家オランダ館”として一般公開。花に囲まれた前庭と、大正浪漫の2階建ての木造建築です。

館内は落ち着いた、シックで伝統的な内装で何時間もいたくなるような雰囲気です。

日本との国交400年以上の深い縁があるオランダ文化に触れてみませんか。

オリジナル香水

腕利きのブレンダーが年齢や星座、好きな音楽・花・くだものなどのデータから 世界にただ一つだけの自分オリジナルの香水 を創ってくれます。

質問用紙に記入して、ブレンダーに提出します。まるでブレンダーが魔法使いになって、魔法を調合している感じでした。オリジナル香水が出来上がるまでの時間がとてもワクワクします。神戸の思い出のお土産として、帰宅したときに自分だけの時間に、香りを味わうのはいかがでしょうか。

香りのレシピは3年間保存されているので、再注文も可能ですよ。

アクセス

  • 住所:兵庫県神戸市中央区北野町2-15-10
  • 営業時間:10:00〜17:00(年休無休)
  • 電話:078-261-3330
  • 交通機関:JR・私鉄各線「三宮駅」から徒歩約22分(Googleマップを参考)/JR「新神戸駅」から徒歩約15分

https://www.kobeijinkan.com/ijinkan_list/holanda_kaori

南京町老祥記

4代受け継がれる豚饅頭

大正4年(1915年)に創業。中国天津地方の、天津包子(テンチンパオツー)と呼ばれる包子(パウズ)を、味・名称ともに日本人が好むように改良したのが 豚饅頭(ぶたまんじゅう) です。初代曹松琪(そうしょうき)とその妻千代が発明。

初代が中国から持ち込んだ麹で作った饅頭は、甘酸っぱい味と消化もよく胃もたれしにくいのが特徴でたちまち人気へ!

戦時中は空襲から饅頭の命である「麹」を戦火から守り、戦後営業再開すると人気ぶりに火がつきます。

昭和56年(1981年)神戸ポートピア博覧会の開催に合わせて、再開発によって観光客が絶えない南京町に生まれ変わりました。しかし、平成7年(1995年)阪神淡路大震災からも麹は守られ復興し、現在4代目に受け継がれています。

肉饅頭の思い出と感動

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いつも豚饅頭を求めた人々の行列で溢れています。中学校の修学旅行で初めて食べた衝撃の美味しさに驚きでした。10年以上の月日が過ぎても忘れられずに求めてお店へ。

口に含むと肉汁のスープがいっきに広がり、甘酸っぱさが少しありやさしい味です。

まだ、行ったことない人はぜひ訪れてください。行列が絶えない理由がわかります。

アクセス

  • 住所:兵庫県神戸市中央区元町通2-1-14
  • 営業時間:10:00〜18:30(売切次第終了)
  • 電話:078-331-7714
  • 定休日:月曜日(祝日の際は翌日に振替)
  • 交通機関:JR「神戸線」ほか「元町駅」より徒歩5分

https://roushouki.com/

PEANUTS DINER 神戸

Photo by 文本つばき

PEANUTS HOTEL は、スヌーピーファンとって聖地。スヌーピーをコンセプトとしたホテルで各客室それぞれ部屋模様が違います。

そのホテル内の3階にあるレストランでPEANUTSにゆかりある「アメリカ西海岸」の大衆食堂をイメージした店舗。海と山に囲まれた神戸で生産された食材をベースに使って、ピザや西海岸的フードが楽しめます。また、メニューもスヌーピーとその仲間たちがモチーフとして採用。店舗の雰囲気からメニューなど至ところまで「コミック」の世界観を表現し、まるでコミックの世界に飛び込んだ感覚です。

カップルや大人の旅行にピッタリ。特別な時こそ、ぜひ予約をいれて充実な時を過ごすのもいいですね。

https://www.peanutshotel.jp/

https://www.instagram.com/peanutsdiner/

アクセス

  • 住所:兵庫県神戸市中央区中山手通1-22-26
  • 営業時間:11:00〜23:00
  • 電話:078-862-3912

異国情緒とオシャレな街である神戸へ

Photo by Shutterstock

神戸は異人館、南京町と異国情緒があふれ、その反対に山と海に挟まれた都会的な街です。神戸は、災害や戦災など幾度の困難を乗り越え、復興してきた背景に街を支える人々の思いや歴史を感じました。

観光地として訪れるのではなく、人々が愛してきた神戸を肌で感じてみるのもいいですね。

https://www.veltra.com/jp/japan/hyogo/


余暇プランナー:文本つばき