【ソウル聯合ニュース】韓国人気グループのBTS(防弾少年団)らが所属する総合エンターテインメント企業、HYBE(ハイブ)が2日発表した1〜3月期の連結決算によると、本業のもうけを示す営業利益は前年同期比72.6%減の144億ウォン(約16億3000万円)、売上高は12.1%減の3609億ウォンだった。メンバー全員が兵役中のBTSをはじめ、主要アーティストが目立った活動をしていなかったことが影響した。

 営業利益は、韓国金融経済情報メディアの聯合インフォマックスが取りまとめた市場予想(151億ウォン)を4.3%下回った。  

 HYBEは「既存アーティストの活動の空白と新人グループのデビュー関連初期費用の影響」とする一方、財務体質の改善により黒字基調を維持したと評価。4〜6月期からは所属アーティストの活動が増え、ワールドツアーも本格的に始まるため、営業利益と売上高がいずれも改善される見通しだと説明した。

 同社の所属アーティストは、先月にSEVENTEEN(セブンティーン)、TOMORROW X TOGETHER(TXT、トゥモロー・バイ・トゥギャザー)、BOYNEXTDOOR(ボーイネクストドア)が新譜を発表し、ENHYPEN(エンハイプン)、NewJeans(ニュージーンズ)も新譜リリースを控えている。さらに、BTSは最年長メンバーのJIN(ジン)を筆頭に、今年6月から順次除隊する予定だ。