【ソウル聯合ニュース】韓国政府が大韓医師協会(医協)の幹部らを医療法違反などの疑いで警察に告発したことを受け、ソウル警察庁公共犯罪捜査隊は1日、ソウル市内の医協の事務所などを家宅捜索した。

 政府は先月27日、医協の非常対策委員長ら5人を医療法違反や業務妨害、教唆・ほう助などの疑いで警察に告発した。

 政府は医師不足などの対策として打ち出した大学医学部の入学定員増に反発して一斉に辞表を提出した専攻医(研修医)に対し、先月29日を職場復帰期限として提示。3月から免許停止処分や司法手続きを行う方針を示していた。

 同問題を巡り、警察が強制捜査に乗り出すのは初めて。今回の家宅捜索を皮切りに、医師の団体行動に対する政府の「原則的対応」が本格化するとの見方が出ている。