【ソウル聯合ニュース】韓国の大統領室は21日までに、6月にイタリアで開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)に招待されなかったことについて、「議長国のイタリアは自国内の移民問題と関連するアフリカ・地中海問題を中心に対象国を決めたと理解しており、尊重する」との立場を明らかにした。

 韓国政府は正式メンバーとしてG7に加入することを目指している。

 最大野党「共に民主党」の報道官は今回のG7サミットに韓国が招かれなかったことに関し、「『グローバル中枢国家』を掲げ、国際的な地位を高めるとした尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の『G7プラス外交』が恥をかいた」と批判していた。

 韓国は2020年以降、G7サミットに3度招待された。米国と英国が議長国だった20年と21年のほか、日本が議長国を務めた昨年は広島での同サミットに尹大統領が出席した。22年にドイツで開催されたG7サミットには招待されなかった。 

 大統領室は「G7との協力はサミット参加だけで行われる一回限りのイベントではなく、主な国際懸案を巡って年中いつでも行われる」として、G7閣僚会合で分野別議論に緊密に参加していると強調した。