日本の将来は 和の精神どころか

「和の精神の国」でけたたましい議論

(フィナンシャル・タイムズ) 2012年04月25日 09:21

数日前のことだ。「小泉」という名前の人物が日本の国会で立ち上がり、法案に反対票を投じた。この人は、日本政治で近年希なるカリスマ性と持久力を備えていた小泉純一郎元首相ではない。そうではなく、これは元首相の31歳になる息子の進次郎氏だった。自分の父親が成立させた画期的な郵政民営化の効力を薄める改正法案に反対票を投じていた。

郵政民営化は小泉内閣の目玉だった。世界最大の金融機関を政府から引き離し、郵便貯金と簡易保険の約350兆円を政府の手から解放しようとした。その資金を、民間の方がもっと上手な使い方をしてくれると期待して。当時は郵便貯金からかなりの額が国債に循環し、慢性的な財政赤字の穴埋めをしたり、政府支出を底上げしやすくしていた。郵政民営化は、点滴のように金がぽたぽたと流れ込むこの仕組みを、政府から切り離すのがねらいだった。

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