[GⅠ大阪杯=2024年3月31日(日曜)阪神競馬場、芝内2000メートル]
混戦ムードの中、ダービー馬として1番人気の支持を受けたタスティエーラ。4歳世代のレベルに疑問符を投げかけられる中、そんな声を吹き飛ばすような走りを期待されたが…。待っていたのはまさかの11着という結果だった。
勝ったのは果敢に2番手を取りに行ったベラジオオペラ。3〜4番手インでロスなく運んだダービー馬にとって絶好の位置取り・展開のはずだったが、直線追い出されるも周りの馬に伸び負けする形に。そのまま見せ場なくなだれ込むだけだった。
「スタートもよかったし、道中のポジション取りもよかったです。いい形で競馬できていたのですが。申し訳ありません」と皐月賞以来のコンビを組んだ松山は頭を下げた。ただ、理想的な競馬ながら伸びを欠いた原因にはついては「こんなに負ける馬ではないはずなので。何もなければいいのですが…」と首をかしげていた。
勝った馬は4歳世代だけに「世代レベル」だけに敗因を求めるのは無理があろう。古馬相手のGⅠで2戦連続の掲示板外。ダービー馬が正念場を迎えている。
著者:東スポ競馬編集部