韓国完成車5社の4月販売 8.6%増=半導体不足解消で

【ソウル聯合ニュース】現代自動車、起亜、KGモビリティー(旧双竜自動車)、韓国GM、ルノーコリア自動車の韓国完成車メーカー5社が2日発表した4月の世界販売台数は前年同月比8.6%増の68万3742台だった。

 販売台数の増加は半導体不足が解消した結果とみられる。実際に自動車生産台数が増え、納車待ちの期間も短くなっている。

 4月の販売台数をメーカー別にみると現代は8.5%増の33万6212台だった。国内販売は12.2%増の6万6660台、海外販売は7.6%増の26万9552台だった。

 同社の新型グレンジャーの国内販売台数が9997台を記録し、国内販売台数で首位を維持した。

 起亜は国内が1.6%減の4万9314台、海外が11.0%増の21万210台、全体では8.3%増の25万9524台だった。

 KGモビリティーは多目的スポーツ車(SUV)「トレス」の好調が続き、国内は15.4%増の5583台、海外は31.7%増の4346台で、全体では22.0%増の9929台だった。

 韓国GMは世界販売台数が108.4%増の4万1233台を記録した。国内は小型SUV「トラックス・クロスオーバー」が好調で、77.2%増の5230台を記録した。

 ルノーコリアは海外販売が56.8%減の7779台、国内が22.6%減の1801台、全体では52.8%減の9580台だった。

 半導体の供給量が正常化したことにより、国産車の納期も例年の水準に戻った。

 現代と起亜が公開している資料によると、5月はハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)など一部のモデルを除き、納期までの平均期間が契約後3カ月以内に短縮した。

 現代の高級車ブランド「ジェネシス」のSUV「GV80」の一部のモデルは、昨年末時点で納期が2年6カ月となっていたが、現在は7カ月になっている。EVの「アイオニック6」は現在、契約から約1.5カ月で納車される。

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