青森県東通村にある東通原発1号機についてです。東北電力は、再稼働の前提となる安全対策工事の工期を変更する方針を固めました。

東通原発1号機を巡っては、東北電力が新規制基準に基づく安全審査を2014年に申請し、今も原子力規制委員会の審査が続いています。

東北電力は、安全対策工事を2024年度中に完了させることを目指していましたが、関係者によりますと年度内の完了を断念し、工期を変更する方針を固めたことが分かりました。

東北電力は、22日にも県や村などに工期の変更について報告する予定です。

東北電力青森支店の下屋敷聡支店長は、11日の会見で完了目標については厳しくなっているものの、年度内の完了を目指す考えを示していました。