去年、大阪湾で死んだクジラの処理費用に不要な割り増し料金などが計上されていた疑いがあり、市の監査委員が大阪市長に調査を勧告しました。

 去年、大阪湾に迷い込み死んだクジラの処理費用について大阪港湾局は当初約2000万円などと見積もっていましたが、最終的にかかった費用は約4倍の8000万円あまりでした。

 市民からの住民監査請求を受け、市が調査したところ、費用に不要な割り増し料金などが計上されている疑いがあることがわかりました。

 また当時の契約担当者が8000万円あまりで調整するよう、局長などに進言するメールも確認できたということです。

(横山英幸市長)「監査委員の方からは疑義が残る、疑惑が残るという指摘を受けているので、この点については申し訳なく思っています」

 横山市長は第三者による「監察チーム」の設置を決定し、再調査する方針です。