【MLB】ドジャース 6ー2 ナショナルズ(4月16日・日本時間17日/ロサンゼルス)

 この日ばかりは、ベッツが悔しがるのも無理はないかもしれない。ドジャースの大谷翔平投手が「2番・DH」でスタメン出場したナショナルズ戦で2安打を放った一方、3度の得点チャンスで凡退し打点を挙げることはできなかった。4回には、この試合大当たりでチャンスを作り続けた1番ベッツが、大谷の凡退にぶ然とした表情を見せるシーンがあった。

【映像】カメラが捉えたベッツ“ぶ然”の瞬間

 打撃の調子は決して悪くない大谷だが、前の試合でも好機に凡退するなど得点圏でヒットが出ていないことが取り沙汰されている。この試合も第1打席で巧打のレフト前ヒットを放ったものの、続く打席で1死二、三塁のチャンスに初球を打ってセカンドゴロに倒れていた。

 4回もベッツが早くも3安打目となるヒットを放ち、2死一、三塁となったところで大谷に3度目の打席が回った。ここでも大谷は初球から果敢に振っていくが、前の打席同様にセカンドゴロとなり、一瞬にしてチャンスが潰えてしまった。

 この結果に、自らヒットを打った際には塁上でDBZポーズを披露しノリノリだったベッツも残念だったのだろう。ヘルメットを脱ぎながら“マジかよ…”と言わんばかりにぶ然とした表情を見せていた。

 中継を視聴していたファンからもベッツが見せた表情に「ベッツキレそう」「ベッツおこじゃん」と心配の声が上がったが、この日5打数5安打と自身は絶好調だっただけに、ベッツも余計もどかしかったのだろう。

 大谷はこの試合も含め今季82打数28安打、打率.341という数字を残しているものの、得点圏に限っては19打数1安打、打率.053と沈黙している。幸い、大谷が打たないときは前後を打つベッツやフリーマンが打つなどチームとしては大きなストレスは抱えていなそうだが、ファンも大谷がランナーを帰す場面を多く見たいはず。ちょっとしたきっかけで歯車が噛み合い始めることが多い大谷だけに、早くトンネルを抜ける胸のすくような一打を放ってほしいところだ。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)