【チャンピオンズリーグ】マンチェスター・シティ1−1レアル・マドリード(4月18日/エティハド・スタジアム)

【映像】ゴール右隅に蹴りこんだ“最後の一撃”

 まさに息をのむ最後の瞬間だった。試合は均衡したままPK戦となり、最後はレアル・マドリードのDFアントニオ・リュディガーが強心臓ぶりを発揮して、右足でゴールネットを揺らして決着した。嬉しさを大爆発させる姿を見て、試合を見ていたファンからは「喜びと雄叫び」「めっちゃ走ってるw」と勝利を楽しむコメントが見られた。

 1-1のまま120分が経過し、決着がつかなかった試合はPK戦へと突入した。お互いPK巧者が多い中で、マドリーは1巡目のルカ・モドリッチが、シティは2巡目のベルナルド・シウバと3巡目のマテオ・コバチッチが失敗する波乱の展開で、PKは進む。

 こうして迎えた5巡目、先行のシティはまさかのエデルソンがキッカーを務めて成功させた後、後攻のマドリードの番に。キッカーを務めるのはリュディガーだ。ドイツ代表DFは落ち着いた様子で深く息を吐くと、ゆっくりと助走を取ってゴール左隅に右足で冷静に流し込んだ。その後、きちんとゴールに入ったのを確認したのちに、今度は喜びを一気に前面に出し、雄叫びを上げながら全力疾走した。
  
 レアル・マドリード陣営は選手とスタッフが入り混じり、大事なPKを決めたリュディガーへのしかかって勝利を祝福した。

 この試合を見ていたファンは「これがマドリ―よ」と勝利を喜ぶとともに「リュディ神よ」「リュディガーはうまいぞ」と愛されキャラのキックを絶賛している。

 自らPKを決めてチームを勝利に導いたリュディガーだが、実は味方のキックの場面でも活躍していたようだ。スペインメディア『ELDESMARQUE』によると、マドリー守護神アンドリー・ルニンに対して、チェルシー時代の同僚のコヴァチッチが蹴る方向を伝えていたそうだ。その読み通りPKストップに成功したことで、同メディアは「PK戦のヒーロー」と評価している。

(ABEMA/WOWSPO/チャンピオンズリーグ)