【セリエA】ジェノア0−1ラツィオ(日本時間4月20日/ルイジ・フェラーリス)

 鎌田大地が渾身のガッツポーズを披露した。2023年夏からラツィオに所属する日本代表MFが、ジェノア戦で約7か月ぶりのアシストを記録。不遇の時を経て完全復活した姿にファンも鎌田と同じように喜びを爆発させた。

【映像】鎌田大地、決勝点をアシスト→渾身ガッツポーズの一部始終

 今シーズンからラツィオに移籍した鎌田だったが、当時指揮していたマウリツィオ・サッリ監督の信頼を掴みとれず、中盤戦以降はほとんどベンチを温める日々が続いていた。

 そんな日本代表MFの立場が大きく変わるきっかけとなったのが、3月のイゴール・トゥドール新監督の就任だ。新任のクロアチア人指揮官は鎌田をセリエA初陣から今節にかけて全試合で先発起用。当初は試合勘の不足も見て取れたが、徐々にコンディションを上げていた。

 そして迎えた今節ジェノア戦で、鎌田がついにトゥドール監督の期待に応える結果を出す。3−4−2−1の左ボランチを任された日本代表MFは、攻守で気の利いたプレーを見せると、67分には決勝点をお膳立てする見事なアシストを記録したのだ。

 3列目の飛び出しから右のハーフスペースに進入した鎌田に対して、FWフェリペ・アンデルソンからの完璧なパスが通る。すると、これをダイレクトでマイナスに折り返し、最後はMFルイス・アルベルトがゴールへと流し込んだ。

 鎌田は得点が決まると、両腕に力を込めて渾身のガッツポーズを披露。これにはネット上のファンも「鎌田さんのガッツポーズが泣ける」「鎌田のガッツポーズかっけぇ」「鎌田のガッツポーズ出た」「ガッツポーズにはほんと気持ちが込められてる」「ガッツポーズ痺れる」と反応。日本代表MFの完全復活を本人と同じように喜んだ。

 なお、このゴールが決勝点となりラツィオは1−0でジェノアに勝利。鎌田の抜擢も効いているトゥドール体制はセリエA3勝1敗と好調だ。

(ABEMA de DAZN/セリエA)

【映像】鎌田大地、決勝点をアシスト→渾身ガッツポーズの一部始終