4月20日に福岡PayPayドーム(現・みずほPayPayドーム福岡)で行われた福岡ソフトバンクホークス対オリックス・バファローズの一戦で、オリックスの吉田輝星が登板。その際、周東佑京から始まる上位打線を圧巻の投球で三者凡退に切ってとり、野球ファンの間で話題となっている。

【映像】吉田輝星の“インズバ”ストレートが炸裂した瞬間

3-3、両チーム同点で迎えたこの試合の12回裏・ソフトバンクの攻撃。マウンドには、ルーキー・古田島成龍からスイッチする形で、8番手として吉田が上がることに。吉田はこの回先頭の“絶対に出してはいけない1番打者” 周東に対し、初球に続いて投じた2球目はインコースのゾーンいっぱいにズバッと決まるストレート。手早くカウント0-2に追い込むと、最後はボール気味に投じた外角高めのストレートで空振り三振に。ここで“難所”を手堅く1つクリアすると、続く代打・ウォーカーに対しては、シュートとスライダーで内と外を上手く見せつつ、外角やや低めのスライダーを打たせて三塁ゴロに。

2死走者なしとなった場面で迎えた“一発のある3番”柳田悠岐に対しては、初球のストレート、2球目のフォークでカウント0-2と追い込むも、3球目、決め球のフォークをファウルに。その後、1球外のフォークが外れてカウント1-2となって迎えた勝負の5球目、吉田は真ん中低めに投じたフォークボールを柳田に打たせて一塁ゴロに。文字通りの総力戦となったこの日、土壇場でどのような展開となっても不思議ではない中、吉田はまったく危なげないピッチングで試合を締めくくることに成功した。

北海道日本ハムファイターズからの移籍後は、重要な場面で起用され、首脳陣の期待に応える好投を見せている吉田に、オリックスファンはもとより、古巣・日本ハムのファンからもエールが。ネット上の野球ファンからは、「3人で締めてくるのすごいよ」「今日の輝星は表情に自信を感じた」「翌日にしっかりリベンジさせる機会与える聡も凄い」「今のオリックスはまじで吉田輝星に助けられてるな」「左相手のインコースへのストレート惚れ惚れするなマジで…」「疲弊しきったオリファンの胃を守った神です」「吉田の活躍本当に嬉しい(ちなハム)」といった様々な反響が寄せられている。

(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)