【MLB】ジャイアンツ−ドジャース(5月13日・日本時間14日/サンフランシスコ)

 ドジャースの大谷翔平投手が「2番・DH」で2試合ぶりのスタメン出場。第2打席に内野ゴロで塁に残った際、続くフリーマンの打席で誘い出され飛び出してしまう場面があった。ここで大谷が投手と駆け引きをするように進塁か帰塁か惑わせるような動きを見せると、結果的に野手陣のミスを誘い一気に三塁まで到達した。

【映像】相手投手を誘って翻弄する大谷翔平

 ドジャース2点ビハインドの3回、1死一塁の場面で大谷が2打席目を迎えた。カウント2-2からの5球目、アウトコース高めのシンカーを打ち返すも打球はセカンドゴロ。併殺崩れで大谷が一塁に残った。

 2死一塁となり、続くフリーマンの打席で大谷は投球前にスタートをかけてしまう。これを見て相手先発ヒックスが牽制球を投げようとしたとき、大谷がすぐに一塁に戻らず塁間で揺さぶりをかけるような動きをすると、ヒックスは一瞬待ったあと一塁へ送球。その瞬間、二塁へ大谷がスタートを切り、慌てた相手ファーストからの送球が逸れたことで二塁上でショートが後逸。大谷はこの間に俊足を飛ばし三塁まで進んだ。

 残念ながら大谷に盗塁はつかず、記録は盗塁失敗+相手の失策となったが、大谷の瞬時の判断からの動きと持ち前の俊足によるプレッシャーで三塁を陥れたシーンだった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)