5月10日・11日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対千葉ロッテマリーンズ戦で、2試合連続となる“三振締め”で連続セーブをマークした日本ハムの“ジャスティス”こと守護神の田中正義が野球ファンの間で話題となっている。

【映像】ファン熱狂!エグすぎる豪速球の捕球音

まず10日の試合で田中は、6-3と日本ハムが3点のリードで迎えた9回表からマウンドに上り、この回先頭の5番・ポランコを全球ストレート勝負で投手ゴロに打ち取り、“力勝ち”すると、6番・佐藤都志也に対しては、外のスライダーを1球見せた後で、2球目、内角高めのストレートを打たせて三塁へのファウルフライに。そして最後のバッターとなる7番の中村奨吾に対しては、カウント2-2からの6球目、外角遠いところへのストレートで見事な見逃し三振に。ピンチを切り抜けてホッとしたのか田中が捕手の田宮裕涼の手をぎゅっと握り安堵するシーンが見受けられ、その一幕がファンの間で話題となった。

続く11日は、3-0、3点のリードで迎えた9回表からマウンドに上り、この回先頭の2番・藤岡裕大にストレート2球でセカンドゴロを打たせてまず1死とすると、3番のベテラン・荻野貴司に対しては、2球でカウント0-2と追い込んだ上で、内角低めのフォークでセンターフライに打ち取り2死。そして最後のバッターとなる“ダイナマイト慎吾”こと4番の石川慎吾に対しては、真ん中から外にかけての配球で全球ストレート勝負に。そしてカウント2-2からの5球目、ほぼ真ん中のストレートで空振り三振に切って取り、2試合連続の“三振締め”で、今季9セーブ目を挙げることとなった。

5月17日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、改めてこの田中の好投についてVTRを交えつつ紹介することとなったが、その際に野球解説者のG.G.佐藤氏は、「“ザ・守護神”のよう。三振取れて、ストレートも強い。本当に頼りになるピッチャーですよね」と、“守護神・田中”を絶賛。その上で“武器”となるストレートについても、「スピンも利いてそうですし、上から投げ下ろしてますし。いいストレート。どこの球団も、今、抑えに苦しんでいる球団も多い中、この安定感は素晴らしいですよね。バッターがいちばん嫌なのは、速い真っ直ぐなんで。怖いんでね。ストレートの速さっていうのはまさに武器ですよね」と太鼓判を押す形に。

また、ネット上の野球ファンからは「この安心感」「去年は笑顔を作ることで力を抜かせていたが、もうそれをしなくてもいい具合に脱力している」「これは無双の正義」「表情も変わったし、今季は感情を表に出すシーンも増えてる」「自信つけてきたのかな!本当に頼もしい」「なにその手、尊すぎ」「可愛すぎかよ」といった様々な反響が巻き起こっている。

(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)