道路にはバリケードが築かれ、タイヤが燃えている。南太平洋のフランス領ニューカレドニアでは5月13日、暴動が起き、店舗や車などが放火され治安部隊が出動した。

【映像】暴動が起きた“天国に一番近い島”

 当局は5月14日、中心都市ヌーメアの空港を閉鎖。夜間外出禁止令を出すなど厳戒態勢を敷いている。

 ニューカレドニアは映画『天国にいちばん近い島』で一躍有名になった常夏の楽園で、今なお日本からも多くの観光客が訪れている。

 新婚旅行中の日本人観光客は空港閉鎖や外出禁止令の影響で、現在はホテルに缶詰状態だという。

「明日から“天国に一番近い島”といわれているウベア島に行くつもりだったんですけど、それもキャンセルになってしまったので残念な気持ちです。1週間お休みいただいて新婚旅行に来てるので、仕事に来週からちゃんと行けるかが不安ですね」(日本人観光客)

 暴動は、フランスからの分離独立を目指す政治勢力のデモが引き金になったとみられている。(『ABEMAヒルズ』より)