和歌山県串本町の串本ジュニアソフトテニスクラブに所属する山本彗惺君(古座小4年)と芝蒼海君(出雲小4年)のペアがこのほど、同町サンゴ台の町役場を訪れ、29〜31日に千葉県である全国小学生ソフトテニス大会の全国大会に出場することを田嶋勝正町長に報告。「1試合でも多く勝てるようベストを尽くす」などと意気込みを語った。
 2人は昨年12月に白浜町であった県予選会で、4年生以下男子の部ダブルス(22組)に出場。予選ブロックを2勝して1位で通過。決勝トーナメントでも1、2回戦を勝ち上がり、4組による1〜4位の順位決定リーグに進んだ。同リーグでは1勝2敗で、3位が決まった。
 2人は、平日は週1回1時間半ほど、土日曜は一日中練習に打ち込んでいる。16、17の両日に白浜町で近畿大会もあり、練習に熱が入っているという。
 山本君は「全国大会に出場できてうれしい。練習してきたかいがあった。全国大会までにサーブの確率を上げるのと、チャンスボールが来たらしっかり決めにいけるようにしたい」、芝君は「角度のあるショートクロスを取れるようにしたい。緊張せずに自分の実力を発揮したい」とそれぞれ抱負を語った。
 田嶋町長は「大会までに強化しないといけないところもあると思う。遠い所まで行くと環境も変わり体調を崩してしまうことがあるので十分気をつけて。練習してきた自分の最高のプレーを見せてきてほしい」とエールを送った。
 その後、田嶋町長から図書カードやロケットのバッジが贈られ、2人は「ありがとうございます」と笑顔を見せていた。
 このほか、同クラブからは、4年生以下女子の部ダブルスで泉希衣さん(三輪崎小3年)が橋本ジュニアソフトテニスクラブ(橋本市)の選手とペアを組んで全国大会に出場する。