和歌山県白浜町は1日、町道柳橋小谷線(柳橋通り)の車両通行止めを約10カ月ぶりに解除した。のり面崩落の復旧工事などが完了した。
 町によると、崩落は昨年5月20日午前9時15分ごろに発生。のり面が高さ13・5メートル、延長19・1メートルにわたって崩れた。原因は雨水の影響とみられる。人的被害はなかった。
 柳橋通りは、銀座通り、銀砂通りが交わる繁華街にある道路で、近くには足湯施設がある。
 地域住民だけでなく観光客も使うことから、町は崩落後、道路を覆っていた土砂などを撤去した後、仮設トンネル(縦横2メートル、延長24メートル)を設置した。崩落から約1カ月後には歩行者のみ通行できるようにし、自転車とバイクは手押しすることで通行可能としていた。
 この崩落に伴って全面通行止めにしていた柳橋通りの上にある町道白浜山上線(柳橋)も、1日から通行できるようになった。