丸山茂樹が代表理事を務める一般社団法人・丸山茂樹ジュニアファンデーションは26日、「第29回丸山秀樹ジュニアファンデーションゴルフ大会」を開催。嵐山CC(埼玉県)での一日競技は、悪天候のため9ホールに短縮されて行われた。


「18ホールやりたかったけれど、子供たちの体調管理をする責任もある。苦渋の決断だったけれど、ハーフだけでもできて良かった」と無事に終え、高校生の部の優勝者らには「横浜ミナトチャンピオンシップ〜Fujiki Centennial〜」など、プロトーナメントの主催者推薦選考会(マンデートーナメント)の出場権が与えられた。

2000年に設立され、これまで数々のジュニアイベントを実施。10年から試合形式によるゴルフ大会を始めると、14年からは上位選手にレギュラーツアーの主催者推薦選考会や下部ツアーの出場権を付与している。

歴代優勝者には昨年9月にDPワールド(欧州)ツアーで初優勝を飾った久常涼、国内女子ツアーで飛躍する岩井明愛・千怜ツインズらがいる。そして、先週の「アクサレディス宮崎」でツアー初優勝を飾った臼井麗香もこの大会の優勝経験者。16年の第11回、第12回大会で中学・高校女子の部で連勝している。

丸山は“卒業生”の活躍に目を細めた。「連絡を取り合ってはいないけれど、ずっと気にかけていた。体を鍛えたり頑張っていたようで、努力してきた結果が出て良かった」。シード権を喪失し、苦悩の時間を多く過ごした臼井の努力をねぎらいながら、祝福の言葉を送る。そして「これを機に、頑張ってほしい。やればできると思えるようになって、結果が出ればいい」とさらなる活躍に期待を込めた。

大阪府から参加したジュニアもいるなど、全国から注目を集めている。「ここは一試合でも多くやりたいという子どもたちのための場所。通過点として、プロの道を経験してもらえたらいいな」とジュニア育成への思いを話しながら、「夢は全国開催ですね」。笑いながら締めくくった。


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