<ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント! 最終日◇28日◇太平洋クラブ 御殿場コース(静岡県)◇7262ヤード・パー70>

日本・欧州の共催大会の最終日に、桂川有人が7バーディ・ボギーなしの「63」をマーク。トータル17アンダーで逆転し、日本ツアー2勝目、欧州ツアー初優勝を果たした。クラブ契約フリーで、ボールのみスリクソンと使用契約を結ぶが、今週はパターを変更しての勝利だった。


同週に天本ハルカも『Ai-ONE』シリーズの『ROSSIE CS』に替えて勝利したが、桂川は元々のエース『ホワイト・ホット OG』シリーズの中で、『♯7 CH』から『ROSSIE』へ変更していた。

「(変更理由は)感覚が合わなくなってきていたから。一昨年の前半は♯7(ホワイト・ホットOG ♯7)を使っていて、一昨年の後半から使っているのが今のパター(♯7 CS)。いいイメージがあったので、♯7とギリギリまで迷ったけど、今週は替えた方が行けるんじゃないかと思った。フィーリングが良くなって、イメージが出ていた」(桂川)

目澤秀憲コーチに師事し「ガラッといままでの知識と本当の知識の書き換えをやってきました」と、アプローチに関する知識も増えたが、感覚重視のパッティングは「どうしたら自分のスタイルで良くなるかをやっています」とのこと。ウッドシャフトをサポートするフジクラのツアー担当によれば、1Wシャフトにも目澤コーチの助言があったとか。

「桂川選手のシャフトは全て『ベンタスブルー』で、1Wが6-X、3Wが7-X、5Wが8-Xです。オフの間に目澤コーチの勧めもあり、『ベンタスブルー』や『ベンタスTRブルー』を中心にテストし、このスペックに落ち着きました。トレーニングなどの成果か昨年よりもヘッドスピードも上がっており、今週の練習日はキャリー300yd以上が軽々と出ており驚きました」(ツアー担当・飯田浩治氏)

今週は平均飛距離の計測はなかったが、ツアー担当の言葉通りだったのが、開幕戦の「東建ホームメイトカップ」。ここで桂川は屈指の飛ばし屋・幡地隆寛の303.09yd(1位)に次ぐ302.96ydの2位に入っている。タイトリスト『TSR2』(10.0°)にしてから、見た目の安心感と構えやすさで飛距離&安定性アップに繋げている。

また、今週からウェッジシャフトを『N.S.PROモーダス3システム3ツアー125X』→『DGツアーイシュー』(S400)に変更。桂川は「アイアンと同じシャフトだったんですけど、いい感じで打てない時があって。『変わったりしないかな』と思って試しに入れたところ、ハマった感じです」と、様々なトライ&エラーを重ねている。

【桂川有人の優勝ギア】
1W:タイトリストTSR2 (10°VENTUS BLUE 6X)
3W:テーラーメイド Qi10 (15°VENTUS BLUE 7X)
5W:テーラーメイド Qi10 (18°VENTUS BLUE 8X)
4U:スリクソン ZX Mk II(23°N.S.PROモーダス3 プロトタイプ X)
5I,6I:タイトリスト T150(モーダス3 システム3 ツアー125X)
7I〜PW:タイトリスト T100(モーダス3 システム3 ツアー125X)
50°:タイトリスト ボーケイSM10 Fグラインド(DGツアーイシューS400)
54°:タイトリスト ウェッジワークス Mグラインド(〃)
60°:タイトリスト ボーケイSM10 Tグラインド(〃)
PT:オデッセイ ホワイト・ホットOG ROSSIE
BALL:スリクソン Z-STAR ◆(ダイヤモンド)


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