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◆第1位 ［牡牛座］ 怒らないこと地蔵のごとし
「あの人の怒った顔を見たことがない」と言われるナンバーワンが牡牛座さんです。でも見たことがないのは、幸せなことなのです。もしも万一牡牛座の怒った顔を見てしまったら、それは関係終了の最終通告。もう二度と、牡牛座さんの笑顔を見ることはないでしょう。とにもかくにも、普段の牡牛座さんは大地のように大きく広く強い心で、どんなときも何があっても、おだやかに慈愛に満ちたアルカイックスマイルを浮かべているのです。
◆第2位 ［天秤座］ だって面倒くさいやん？
怒ると汗かくし化粧くずれるし、無駄にエネルギー消費して、そのうえ相手に嫌われちゃって、まるきりいいことなし。というのが、クールなリアリスト天秤座さんの言い分です。みんなが喜ぶ楽しいことなら効率なんて関係ないのですが、怒りを表現するのは天秤座さんには時間の無駄に思えるのです。もちろん天秤座さんだって、心の中でちょっと「ムッ」となることはあるのですが、面倒くさいことは、積極的に回避していくスタイルです。
◆ 第3位 ［山羊座］ 表に出ない怒りは、肩こりと節々の痛みに……
もしかして「怒り」に関して、一番悲しい過去を持っているのは山羊座さんかも。幼い頃、寂しくて悲しくて泣いて怒ったとき、周りの人から逆に怒られたり、相手にされなかったりしたのでしょうか。そのせいで山羊座さんは「怒っても意味がない」と学習してしまったのでしょう。そんな山羊座さんは、自分自身が怒っていることに気づいていない場合があります。肩こりや節々の痛みは、発散できなかった怒りが凝り固まったものなのです。
◆第4位〜第12位
第4位 蠍座のデフォは真顔。笑顔や怒り顔、顔面バリエーションは、人に見せたくないのです。ぐっと歯を噛みしめてこらえるので奥歯がすり減っているかも。
第5位 魚座の怒りは弱いし長続きしません。擬音で表すなら「プンプン！」程度ですが、これをリアルに口にすると、周囲の怒りを誘発するので要注意。
第6位 乙女座は、感情的に怒るよりも、理路整然と批判したいと考えるタイプ。怒りや悲しみ、自分の感情もコントロールしたいと思うのです。
第7位 水瓶座が怒らないのは、怒る人と怒られる人の間に、上下関係ができてしまうから。極力、人間関係に上下を作りたくない博愛主義者なのです。
第8位 双子座は割とちょいちょい、怒りたくなるのですが、怒ることで場が冷えるのはイヤなのです。空気が冷えると怒りも引っ込みます。
第9位 獅子座はとても人間らしい人。怒りを感じるのは、それだけの熱量を持って生きているから。怒ったら怖いけれど頼りになる、理想の上司になれる人。
第10位 射手座の怒りは猛獣や恐竜の雄叫びと同じ。怒りメーターが振り切れたら一言「ギャオス！」と叫んでスッキリ。ほとんど、生理現象なのです。
第11位 蟹座にとって、喜怒哀楽は生きることそのもの。怒って泣いて笑って、いつだって自然体で生きているのです。怒りをこらえると具合が悪くなります。
第12位 牡羊座は怒ること活火山のごとし。噴火のタイミングは本人にも分かりません。いつでもどこでもドッカンドッカン！ 怒りこそが人生というサバイバルを生き抜くパワーの源なのです。ただし牡羊座が怒って興奮すると語彙力が喪失して「ボケ！ カス！ アホンダラ！」と言葉が単調になりがちです。
マンガやドラマで関西弁の怒りフレーズとして一番心に残っているのは「穴から手つっこんで奥歯ガタガタ言わしたろか」です。どういう状況……と想像して怖かった思い出があります。
高橋桐矢Kiriya Takahashi
占い師兼作家。占いユニット「トリプルK」の書記担当。著書『占い師入門』（雷鳥社）、『イジメ・サバイバル』シリーズ（ポプラ社）、『占い師のオシゴト』（偕成社）、『実践ルノルマンカード入門』（ワン・パブリッシング）、『アラビアンジオマンシーカード占い』（ＦＣＭ）他。心理学検定一級。児童文学者協会会員。公式サイト
