フジサンケイレディス初日

 女子ゴルフの国内ツアー・フジサンケイレディスが19日に静岡・川奈ホテルGC富士C(6494ヤード、パー71)で開幕した。前週のKKT杯バンテリンレディスで初優勝を飾った竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)は5バーディー、1ボギーの67で回り、4アンダーで首位発進。前週に初優勝して「伸び伸びできた」とプレッシャーから解放された21歳が2週連続優勝へ好スタートを切った。

 序盤から勢いに乗った。2番パー4のティーショットで294ヤードをかっ飛ばし、残り112ヤードの2打目は1.5メートルにピタリ。しっかり決めてこの日初バーディーを奪った。そこからは5番まで怒涛の4連続バーディー。さらに8番でも5メートルを沈めて伸ばした。後半に入り、15番で唯一のボギーを叩いたものの、安定したゴルフを披露。「パーオン率も良かった。前半に4連続バーディーを取れて良い流れでプレーできた」と振り返った。

 1993、94年賞金女王・平瀬真由美の姪で母・哲子さんも元プロゴルファー。前週には悲願の初優勝を果たしたが、会見では「来週は切り替えて初日から良いゴルフをしたい」と冷静に次戦を見据えていた。疲れを考慮して練習は「抑え目」だったとはいえ、有言実行のラウンドだった。

 初優勝にも涙はなく落ち着いていた21歳も「今までは早く勝たないといけない感じだった。初優勝して伸び伸びできた」とプレッシャーから解放された様子。「まだ1日終わったばかり。このコースはすぐスコアが動くと思うので気を引き締めて頑張りたい」と冷静に先を見据えた。

(THE ANSWER編集部)