開幕から続く大谷の数少ない弱点

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地トロントで行われたブルージェイズ戦に「2番・DH」で先発し4打数無安打、打率を.336に下げた。特に1-3で迎えた8回、無死二、三塁という好機で迎えた打席で凡退し、本人も悔しそう。ただデーブ・ロバーツ監督は試合後「打ち損じただけ。それが野球」と擁護したという。

 今季言われ続けているチャンスでの弱さが出たのか。大谷は1-3で迎えた8回、無死二、三塁で打席に立った。一発逆転もある絶好機だったが、右腕ガルシアの内角攻めに泣いた。初球高めの直球に手を出しファウル。そして2球目、ストライクゾーンより少し高く見える97.1マイル(約156.2キロ)の直球を打ち上げ二飛に倒れた。続くフリーマンを敬遠するブルージェイズの策も当たり、この回無得点に終わりそのまま敗れた。

 米カリフォルニア州の地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のドジャース番ジャック・ハリス記者は自身のXで「オオタニは今週末、得点圏でボール球に手を出しすぎる状態に戻っている。ゾーン外の2つの速球に空振り三振した後、ポップフライでアウト。彼は今季得点圏で34打数6安打(打率.176)だ」とこの打席内容を分析した。

 また同記者のツイートによると、試合後のデーブ・ロバーツ監督は「ピッチトラッカーは見ていないが、たぶんちょっと高かった。彼なら持っていけると思った高めのボール球だったが、彼は打ち損じてしまっただけ。それが野球だよ」と大谷を擁護したという。

(THE ANSWER編集部)