マイアミGP

 自動車レースF1第6戦のマイアミGPは5日(日本時間6日)、米フロリダ州で決勝が行われ、角田裕毅(RB)が今季自己最高に並ぶ7位入賞を果たした。その裏では、高すぎる会場グルメが話題に。海外メディアが「法外な価格だ」などと注目している。

 常夏の日差しが降り注ぐマイアミ。多くのセレブが観戦に訪れた。小腹を満たすフードも提供されていたが、注目はその値段。フルーツ盛り合わせが190ドル(約2万9200円)、ナチョスが180ドル(約2万7700円)、チキンウィングのボックスは190ドル、ロブスターロールは280ドル(約4万3000円)だった。飲み物も同様。水は25ドル(約3800円)だった。

 会場を訪れたNASCARのレーサーのライアン・エリスがメニューの画像を公開。米ニュースサイト「ビジネス・インサイダー」が「ハードロックがF1の贅沢なイメージに傾倒 マイアミGPで200ドルのチキンウィングのバスケットを販売する」との見出しで記事を掲載した。グルメの値段も紹介。「ゲストたちは、400ドル追加すれば、どの商品にも1オンスのギャビアを追加できるようだ」と伝えていた。

 英ラジオ局「トークスポーツ」は「『言葉がない』マイアミGPのフード価格にファンは呆然」との見出しで注目。記事では、「会場に行けるラッキーなファンは食事のために大枚を叩かなければいけない」「提供されているのは法外な価格」と眉をひそめていた。

 マイアミGPは昨年のレースでも、サラダが4人分で250ドル(約3万8400円)など高すぎるグルメが話題に。米スポーツ専門局「ESPN」は、「スタンド席の人」には「42ドル(約5700円)のワギュウステーキ・サンドイッチは良さそうだ」と皮肉たっぷりに提案しつつ、あまりのクオリティの低さに「これはワギュウステーキではない。これはどちらかというとスーパーで売っているハムのようだ」と酷評していた。

(THE ANSWER編集部)