ネリのキャラクターに米専門メディアが言及

 ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体タイトルマッチ12回戦が6日、東京ドームで行われ、王者・井上尚弥(大橋)がWBC1位の指名挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)に6回1分22秒TKO勝ちした。米専門メディア「ボクシングシーン.com」は敗れたネリについて「ネリは全くの悪人ではない可能性が十分にある」と“発覚”した本性を指摘している。

「アクション映画のヒーロー、ナオヤ・イノウエがキャンバスから立ち上がり、猛烈にルイス・ネリをノックアウトする」との見出しで井上―ネリ戦を特集した記事。その中でスポットライトを浴びせたのは、ネリのキャラクターだ。

「悪役を受け入れ、それを完璧に演じたティフアナ(ネリの出身地)のネリは全くの悪人ではない可能性が十分にある」と言及。「彼は今週ホテルのロビーで度々ファンのサインに応じ、自撮りに笑顔で納まる時間を過ごしていた。それはまるで、ディズニー・ワールドのキャラクターがコスチュームのマスクを外し、数分間自分自身の時間を過ごしているのを見るかのようだった」。悪童の異名を取るネリとは思えない人柄に触れた。

 ネリ本人は敗戦翌日に家族と東京ディズニーランドを満喫する様子が話題になるなど、家族思いの“本性”が明るみになり、「基本的には『いいヤツ』なんだと思う」「良い奴やん。良いパパやん」「激闘翌日に家族サービス泣ける」「試合の次の日に娘連れてディズニーとかかっこよすぎ」「イメージすっかり覆された」などの声がネット上で上がり、話題になっていた。

(THE ANSWER編集部)