7回までの完ぺきな投球が一変…内野安打→2ランで逆転許す

 米大リーグ、カブスの今永昇太投手に初めて8回まで投げさせたベンチの判断に、米ファンから不満の声が上がっている。7日(日本時間8日)にシカゴで行われたパドレス戦に先発。自身メジャーでは初となる8回のマウンドに上がったが、逆転2ランを浴びて降板した。チームは3-2でサヨナラ勝ちを収めたものの、投球数が100球に近づく中で難しい采配だった。

 今永は7回まで被安打4本、8奪三振で無失点というすばらしい投球を披露し、カブスベンチの判断が注目された。この時点で95球だったが、1点リードの8回もマウンドへ。しかし、代打アラエスに二塁内野安打を許すと、続くプロファーにはカウント2-2からの低めスプリットを打たれた。左中間スタンドに飛び込む逆転2ラン。6勝目もなくなった今永はここで降板した。

 チームはその後、9回にブッシュの本塁打が飛び出してサヨナラ勝ちしたものの、X(旧ツイッター)上では米国のカブスファンから不満の声が並んだ。

「本当に8回続投させて欲しくなかった……」
「クレイグ・カウンセル(監督)はブルペンを信頼していないことを明確にした」
「なんでイマナガは8回も続投したんだ?」
「7回無失点で終わらせるべきだった」
「カウンセルのミスだ。イマナガはやるべきことをやった」
「カウンセルは欲張ったな」
「ブルペンは酷いものだから判断は理解できるけど、
「イマナガの球速は落ちていたぞ」
「イマナガを責めることはできないよ」

 今季の今永は、7試合に先発し5勝0敗、防御率1.08。素晴らしい安定感を誇るからこそ、どこまで投げさせるのか迷う場面が今後も出てきそうだ。

(THE ANSWER編集部)