井上尚弥―ネリ戦で話題

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)の試合中、リング上で姿を目撃されたお笑いトリオ「ロバート」の山本博に注目が集まった。6日に東京ドームで行われた大一番で、X上では「ロバート山本」がトレンド入りするほど。しかし本人はそれに自ら全く触れず、職員としての徹底ぶりがかえって好評を得ている。

 34年ぶりに開催された東京Dボクシング興行。井上が元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)に6回1分22秒TKO勝ちを収めた試合で、話題になったのが日本ボクシングコミッション(JBC)のインスペクター(試合進行係)を務めた山本だ。

 ラウンド間に椅子に座る井上の近くにいたところが中継に映ったほか、勝利後に歓声に応えながら会場を去る井上の後ろをついて回るシーンもあった。X上でも「ロバート山本」がトレンド入り。「どっかで見た事ある人おるなーって思ってたらw」「本人だったんかいw」「なじみすぎ笑」「ガッツリ映ってた」などと大注目を浴びていた。

 山本と言えば、プロボクサーのライセンスを取得し、実際にプロのリングにあがった事でも知られる。試合後には「ボクシングをただの番組の企画としてだけのものにしなかったのが好感持てる」「ボクシング愛を感じる」などと言った反応も。これだけの注目を浴びれば自ら反応してもおかしくはないが、自身のXではこの件に触れておらず、試合後初のSNS投稿も番組出演に関するものだった。ボクシング職員としての徹底ぶりが好感を与えている。

(THE ANSWER編集部)