NHK杯最終日

 体操のパリ五輪代表最終選考会を兼ねたNHK杯最終日が19日、群馬・高崎アリーナで行われ、男子個人総合は20歳の岡慎之助(徳洲会)が合計342.727点で初優勝。初の五輪出場を決めた。萱和磨(セントラルスポーツ)が合計341.426点で2位に入り、2大会連続の五輪切符を手にした。

 すでに内定し、負傷のため今大会を欠場した東京五輪2冠・橋本大輝(セントラルスポーツ)に加え、チーム貢献度を考慮された初出場の杉野正尭(徳洲会)、2大会連続出場の谷川航(セントラルスポーツ)が選ばれた。4位に入った34歳・田中佑典(田中クラブ)は2016年リオ五輪以来の出場はならなかった。

 右ひざ前十字じん帯の断裂という大けがを乗り越えた岡は「代表入りするのが目標だったのでホッとしています」。堅実な演技で代表に食い込んだ萱は「大きなミスなくできたのはよかったけれど、パリまでにはもっと練習しないと」と2大会ぶりの団体金メダル獲得を目指して話した。

(THE ANSWER編集部)