交番内で性的行為をしたなどとして、香川県警は26日、交番勤務の20代の男性巡査を減給3カ月、20代の女性巡査を減給1カ月の懲戒処分とし、発表した。2人は同日付で辞職した。

 監察課によると、2人は1月28日ごろ〜2月21日ごろ、男性巡査の勤務する交番内で2回、性的行為をした。男性巡査は婚約者がいることを女性巡査に隠して交際していたという。

 また、この男性巡査は、1月18日〜2月21日、同じ交番に勤務する30代の男性巡査=本部長訓戒=と2人で、パトカーで巡回すべき時間帯などに交番内で仮眠をしたほか、2月21日には、今回処分を受けた女性巡査をパトカーで自宅まで送った。懲戒処分を受けた20代の巡査2人は「警察官としての自覚が足りなかった」と話したという。

 佐脇伸宏首席監察官は「県民の安全安心を守るべき警察官が、交番勤務中にこのような事案を発生させたことは誠に遺憾。深くおわび申し上げます」とコメントした。(土居恭子)