21日午前10時50分ごろ、東京都練馬区石神井町6丁目の路上で、「子どもが車の窓に首を挟まれ、抜けない」と119番通報があった。警視庁によると、女児(2)が窓に首を挟まれ、意識不明の状態で病院に搬送され、約1時間後に死亡が確認された。

 石神井署によると、車は普通乗用車で、30代の母親と女児の2人が乗っていた。母親が運転中、後部座席にいた女児が、運転席の後ろの窓に首が挟まれているのに気づいたという。

 捜査関係者によると、母親は「娘をチャイルドシートにベルトを締めずに乗せた」と説明。自宅を出発する際、換気のために4カ所の窓を開けていたが、「子どもがいた場所以外の3カ所を閉めたつもりだった」という趣旨の話をしているという。出発から約20分後に子どもに声をかけたが返事がなく、異変に気づいたという。

 現場は西武池袋線の石神井公園駅から南西約900メートルの住宅街。