ロシア軍による都市部へのミサイルやドローン(無人機)攻撃が激化するウクライナで19日、中部ドニプロペトロウスク州シネリニコベの住宅地が攻撃を受け、6歳と8歳の子供2人を含む6人が死亡した。中部を代表する産業都市の州都ドニプロも標的になり、同州内で計8人が犠牲になった。

 リサク知事によると、シネリニコベでは12軒の住宅が被害を受けて炎上。うち4軒が全壊した。がれきに閉じ込められた住民の捜索が続き、犠牲者が増える可能性がある。ドニプロでは5階建ての集合住宅やインフラ設備が攻撃を受け、住民2人が死亡した。ほかに鉄道も被害を受けた模様だ。

 ウクライナ鉄道はドニプロ周辺を迂回(うかい)して運行を続けるとしている。クリビーリフなど州内の他の都市も攻撃を受けた。