2024年F1エミリア・ロマーニャGPの予選で、RBの角田裕毅は今季自己ベストの7番手を獲得した。

 レーシングディレクターのアラン・パーメインは角田の土曜について次のように語った。

「我々にとってとても良い一日だった。裕毅はQ3よりQ2のタイムの方が速かったので、少し不満を抱いて予選を終えたと思うが、それでも、サーキットの現場で働くメンバー、ファクトリーで働くメンバーの全員の努力は素晴らしかった。2台ともQ3に進む力があるマシンを用意してくれたのだ」

「明日何をするかについて賢明な計画を立てている。直近のライバルたちの前からスタートするので、明日の目標はもちろん、2台をポイント圏内でフィニッシュさせ、チャンピオンシップでのポジションを固めることだ」

■角田裕毅(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム)
FP3 13番手(1分16秒668:ソフトタイヤ/14周)
予選 7番手(Q1=4番手1分15秒894:ソフトタイヤ/Q2=3番手1分15秒358:ソフトタイヤ/Q3=7番手1分15秒465:ソフトタイヤ)

 チームと(Q3に進んだ)ダニエル(・リカルド)におめでとうと言いたいです。このマシンがどれだけのペースを持つのかを、今日示すことができました。ファクトリーのメンバーは、僕たちが思う以上の量の作業に取り組んでくれていると思うので、彼らは称賛に値します。

 これほどのパフォーマンスを予想していませんでした。チームはマシンの開発に懸命に取り組んでおり、僕が想像する以上に大きな努力を注いでいます。彼らの努力が報われて、マシンは一貫してとても優れたパフォーマンスを見せています。

 多くの新メンバーが入った“新しい”チームとしてのスタートを切り、全体がうまく溶け込むにはある程度の時間が必要でした。今、全員が良い形で働き、多くのミスを犯さなくなっています。

 彼らはこの結果に値します。僕にこれほど素晴らしいマシンを提供してくれたチームに心から感謝しています。チームのホームレースで、ファクトリーのスタッフがグランドスタンドで見ていてくれる週末だけに、なおさらです。

 僕自身について話すと、正直言って、完全に満足しているわけではありません。Q3で最大限の力を発揮することができなかったからです。でもそれまではとても良かったと思います。タイヤ1セットのみでQ2に進めたのは初めてだったので、それは間違いなくポジティブなことです。

 Q3でのラップは、素晴らしいといえるようなものではありませんでした。もっと良いラップを期待していましたし、もっと良い結果を出すことができたはずです。ドライバーとして、すべてをうまくまとめるということができず、もっとタイムを削る余地があるときには、悔しさを感じます。

 とはいえ、今週はここまでとても堅調なので、明日、最大限のパフォーマンスを発揮し、2台揃って良い位置でフィニッシュするために集中していきます。