◆ 「全く昨年と変わらないようなボールのキレ」

 横浜で開幕カードを負け越した広島が、本拠地でヤクルトに2-1と競り勝った。6回まで両軍無得点のまま迎えた7回裏、秋山翔吾のタイムリーで均衡を破るが、直後に西川遥輝の犠牲フライで試合は振り出しに。しかしその裏、野間峻祥のタイムリー3塁打で再び勝ち越し、最後は栗林良吏が試合を締めた。

 勝ち星こそ付かなかったが、7回を投げ、被安打4の無失点。115球の熱投を披露し先発の役目を十分果たした床田寛樹に対し2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した平松政次氏は「本当に昨年も11勝して力をつけてるし、全く昨年と変わらないようなボールのキレとコントロールで、ピッチングが良かったですよ」と絶賛。「なんでこれ横浜で使わなかったのかな。開幕投手ぐらいでもいいのかなっていうぐらい、内容がいいですもんね」とローテーションに疑問を呈するほどの評価を与えていた。

 またMCを務めた高木豊氏は「先発ピッチャーの球数が少しずつ伸びてきてますね。100球から110球、中には120まで投げる人が出てきた」と床田の115球にも言及すると、平松氏は「やっぱりリリーフ陣に負担をかけないというところがあるでしょうね。1回でも多くということで」と説いていた。先発として球数を厭わずイニングを稼いだ床田。今季もエース級のピッチングを見せてくれそうだ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』