● ヤクルト 0 − 2 広島 ○
<3回戦・神宮>

 接戦を制した広島は2引き分けを挟み4連勝。勝率を5割に戻した。

 試合はヤクルト・吉村、広島・床田の両先発による投手戦。床田は立ち上がりからテンポ良くアウトを重ね淡々とゼロを刻んだ。遊撃・矢野が好守を連発するなどバックも堅い守りで左腕の好投をアシスト。床田は今季最長の8イニングを4安打無失点に抑え防御率は0.93となった。

 打線は6回まで無得点だったものの、7回に7番・宇草が会心の一撃。二死一塁で追い込まれたあとの直球を右翼席へ運び、これが決勝の2号2ランとなった。

 2点リードの9回裏は守護神・栗林がパーフェクト救援で締め、今季2度目の完封勝利。好投の床田は2勝目(1敗)、最後を締めた栗林は5セーブ目を手にした。