◆ 谷沢氏「まだ迷いがあるような構えをしている」

 ロッテはオリックスに6−3で勝利。2点を追う9回に敵失絡みで一気に5点を奪い、4カードぶりの勝ち越しを決めた。

 2点を追う9回は敵失と代打・角中勝也の右前打で無死一、三塁とし、2番・石川慎吾の右前適時打で1点差。なおも一死満塁の好機で途中出場の安田尚憲が左越えの2点適時二塁打を放ち4−3と試合をひっくり返した。その後も、佐藤都志也の右前適時打などで2点を追加。相手の守乱にも乗じ、一挙5得点のビッグイニングとした。

 鮮やかな逆転勝ちで2週間ぶりとなる連勝。決勝打の安田は「ここ一番というところで打席が回ってきたので、いい結果になってよかったです」と声を弾ませた。

 1日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では安田の活躍にフォーカス。7年目の今季は開幕直後に腰を痛め4月2日に登録抹消。同27日に一軍復帰し、この日は途中出場で2打数1安打2打点と結果を残した。

 解説者の野村弘樹氏は「(9回に)決められたことは大きいと思うし(飛躍の)きっかけにしてほしい」とエール。番組MCの真中満氏も「こういうところで打てる勝負強い選手ではありますから」と同調した。

 対して谷沢健一氏は「反対方向に追っつけて打てるという、安田本来の姿に戻りつつある」と評価しつつ「まだまだ迷いがあるような構えをしている」と指摘。未だ0本塁打のスラッガーに物足りなさを感じている様子だった。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』