◆ 東京ドームプロ初登板で無失点ピッチングを披露

 ヤクルトが巨人に完封勝ち。このカード3連勝とし借金も一気に2まで減らすことに成功した。打線は初回から巨人先発の赤星優志を捉え、いきなりの3点を先取すると、3回には主砲の村上宗隆がソロアーチを放ち、差を4点に広げる。投げては先発の吉村貢司郎が要所を締め、巨人打線を封じ込めた。

 ヒーローとなったのは東京ドームプロ初登板で無失点ピッチングを披露し、今シーズン2勝目を挙げた吉村貢司郎で「東京出身で小さい頃から来てた東京ドームで投げれたのは、ほんと嬉しく思いますし、そこでしっかりと勝ったっていうのは 嬉しいです」と笑顔を弾ませた。

 1日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説者として出演した野村弘樹氏は、吉村のピッチングに「キャンプから今年の吉村は良いっていう噂も聞いていましたし、僕も言ってたんですけども」と早々に期待していたと告白。そのうえで「やっぱり昨年よりも身体つきがしっかりしたし、 マウンドでゆとりを感じるんですよ。だからボールを見ていて、1つ1つが強く感じますよね。カーブのスピン量もそうだし」と去年との違いを説明した。またMCの真中満氏が「ゆったりしたフォームなんですけれども、意外と真っ直ぐがぴゅっと来てるような」とすると、野村氏も「だからベース板の上での力がね、強くなったように感じますね」と解説した。

 ルーキーイヤーの昨年から、順調にステップアップしている右腕。燕の明日を担う存在へと成長していってくれそうだ。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』