◆ 「塩見が安定してずっと1番で出てくれると…」

 ヤクルトが中日にサヨナラ勝ち。巨人をスイープした勢いをキープし、4連勝を飾った。延長までもつれたゲームに終止符を打ったのは、塩見泰隆の一振りだった。

 代打からゲームに入った塩見は11回、ランナーを2塁に置いた場面で中日の8番手・勝野昌慶の初球ストレートを一閃。白球はセンターバックスクリーンで弾み、熱戦にケリを付けた。

 ヒーロー塩見は「自分が決めるんだっていう強い気持ちを持って打席に入りました。 僕の気持ちに負けて、多分甘いコースに来てくれたんで、それを捉えることができました」と満面の笑みでスワローズファンから大きな声援を浴びていた。

 3日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた谷繁元信氏は、プロ7年目で初のサヨナラホームランに「意外ですよね。打ってそうな感じでしたけどね」とやや驚くと、解説者として出演した仁志敏久氏も「そうですよね」と同意。

 さらに「塩見が安定してずっと1番で出てくれると強いんですけどね」とコメントすると、谷繁氏も「ちょっと腰の違和感でスタメンを外れてますけど、やっぱり塩見の存在っていうのは、やっぱりヤクルトにとって大きいですよ」と優勝時には攻走守全てでチームを牽引した背番号9の完全復帰を望んでいた。

 キャリア初のサヨナラホームランを放ったキーマン。ヤクルト浮上には、この男の活躍が必要不可欠になりそうだ。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』