● 阪神 1 − 3 広島 ○
<7回戦・甲子園>

 2試合連続で接戦を制した広島は勝率5割に復帰。首位・阪神とのゲーム差は1.5に縮まった。

 広島打線は3回、8番・中村健が今季初安打となる1号ソロを左翼席へ運び先制。1−1の同点で迎えた8回は2番・二俣の四球などで二死二塁とし、4番に入った小園の右前適時打で勝ち越した。なおも二死二塁と好機は続き、5番・末包の左前適時打で3点目。今季初出場となった末包は4打数2安打1打点と存在感を示した。

 先発の大瀬良は3回に1点を失うも、尻上がりの内容で7回106球、4安打1失点の力投。6回は阪神・佐藤輝からフォークで空振り三振を奪い、NPB史上157人目となる通算1000奪三振を達成した。

 8回は島内、9回は守護神・栗林が9セーブ目(1敗)で締め、7回1失点の大瀬良は今季初勝利。阪神戦の白星は実に3年ぶりとなった。