5月30日から6月5日(現地時間30日から4日)にかけて「FIBA 3x3 ワールドカップ 2023」がオーストリアのウィーンにて開催。6月3日に準々決勝進出決定戦が行われた。

 男子日本代表には佐土原遼(広島ドラゴンフライズ)、トーマス・ケネディ(茨城ロボッツ)、保岡龍斗(秋田ノーザンハピネッツ/ALPHAS.EXE)、落合知也(ALPHAS.EXE)、女子日本代表には江村優有(早稲田大学)、三田七南、高田静、中田珠未(ともにENEOSサンフラワーズ)が選出され、それぞれ5チームで争われるグループリーグに臨んだ。

 男子日本代表は初戦のスイス戦で13−14で惜敗すると、続くオランダ戦では佐土原が8得点と奮闘したが、13−21で敗れた。それでも、中1日を空けて臨んだ予選リーグ2日目では、ハンガリーを相手にケネディが10得点、保岡が6得点、落合が5得点を挙げ、22−13で勝利する。さらに、予選最後のモンゴル戦ではケネディが11得点、保岡が7得点と活躍し、21−8で快勝すると、3位でプールDを突破した。

 一方、女子日本代表は初戦で高田が7得点を挙げるも、オーストラリアに11−22で敗戦。それでも、続くドイツ戦では江村が決勝点の2ポイントシュートを含む13得点と奮起し、21−20で激闘を制す。予選リーグ2日目のポーランド戦では、江村が6本の2ポイントを含む18得点と大爆発し、21−11で勝利。さらに、最終エジプト戦では江村が8得点、高田が6得点、三田が4得点、中田が3得点を挙げ、21−18で勝利すると、3位でプールBを通過した。

 男女ともに、各グループの2位と3位が対戦する準々決勝進出決定戦に進出した日本代表。男子はプールAの2位であるブラジルと対戦すると、ケネディが8得点とけん引したが、17−20で惜敗した。また、女子はプールCを2位で突破したアメリカと激突。江村がここでも12得点と躍動したが、17−22で敗れ、男女ともにベスト8進出には一歩届かなかった。

 なお、4日から5日の深夜にかけて大会最終日が開催される。男子はセミファイナルで、セルビアvsラトビア、ブラジルvsアメリカが激突。また、女子はアメリカvs中国、フランスvsオーストラリアがそれぞれ対戦する。

【動画】江村優有の活躍で1点差の勝利! 女子日本代表・ドイツ戦のハイライト