ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチが、3月8日(現地時間7日、日付は以下同)に行われたマイアミ・ヒート戦で35得点11リバウンド11アシストの大暴れを見せ、114−108の勝利へ導く殊勲者となった。

 これでスロベニア出身のスーパースターは、2月29日のトロント・ラプターズ戦から5試合連続で30得点超えのトリプルダブルに到達。これは2017年にオクラホマシティ・サンダーのラッセル・ウェストブルック(現ロサンゼルス・クリッパーズ)が達成して以来、NBA史上2人目の快挙。

 マブスはラプターズ戦こそ勝利も、翌戦から3連敗を喫しており、ヒート戦を迎える時点でウェスタン・カンファレンス8位の34勝28敗で、9位のゴールデンステイト・ウォリアーズ(33勝28敗)が0.5ゲーム差まで迫っていた。

 だがマブスはドンチッチに加えてカイリー・アービングが23得点4アシスト、ダンテ・エクサムが13得点4リバウンド5アシスト、ダニエル・ギャフォードが12得点7リバウンド、ティム・ハーダウェイJr.が11得点、PJ・ワシントンが10得点8リバウンドを奪う活躍もあって4試合ぶりに勝利。

 この日ウォリアーズがシカゴ・ブルズに敗れたこともあり、8位のマブス(35勝28敗)と9位のウォリアーズ(33勝29敗)のゲーム差は1.5へ広がった。

 そのマブスをけん引するドンチッチは、リーグベストの平均34.6得点に9.0リバウンド9.8アシスト1.4スティールを記録している。もしこの男が10日のデトロイト・ピストンズ戦でも30得点超えのトリプルダブルをマークすれば、ウェストブルックの記録を抜き、NBA史上最長記録を樹立するだけに注目だ。

【動画】ヒート戦でもトリプルダブルを達成したドンチッチのハイライト!