ロサンゼルス・レイカーズは3月22日(現地時間21日、日付は以下同)、八村塁とオースティン・リーブスのインタビュー動画をソーシャルメディアに公開。その内容は2人の思い出と人柄に関するもので、それぞれのコメントからその相性の良さが伺えた。

 インタビューで「塁が大好きだ」と話したリーブスは、八村と初めて会った時のことを思い返し、冗談を交えつつ次のように語った。

「去年、(レイカーズに加入したばかりの)塁は飛行機で僕の隣に座ったんだ。そこから2週間、彼はちゃんと話ができるのかもよくわからなかった。でもそこから彼のことを少しずつ知るようになって、今では彼を黙らせることができないほどになっているよ。たまに、あの頃に戻ってほしいと思うときもあるけどね(笑)いや、塁はいいやつだよ。いつも笑っているし、いい時間を過ごしている。一緒にいることでポジティブな空気をくれる人だし、試合でもそれを体現していると思う」

 リーブスが語った加入当初の思い出について、八村は「シャイだったのではなく、人柄を見極めていた」と釈明しつつ、リーブスとの仲について次のように述べている。

「オースティンと僕は、文字通り僕がレイカーズに移籍してきた初日からすごく仲が良いです。そして今、2人ともレイカーズと再契約を結んでいます。僕たちは同い年ということもあって、飛行機やバスなど、どこでもよく話をしています。彼はおしゃべりだし、おもしろい。それに、バスケットボール、ゴルフ、ゲーム、何をやらせてもうまいんです。なので、一緒にいると楽しいですよ」

 お互いに「黙らせることができない」「おしゃべり」と言い合っていることから、コートの外でも常に会話を続けている2人の姿が想像できる。

 リーブスは今シーズン69試合に出場し、平均15.8得点4.1リバウンド5.5アシスト、フィールドゴール成功率49.3パーセント、3ポイントシュート成功率37.7パーセントを記録している。八村はシーズン前半に重なったケガの影響を受け出場試合数は55試合に留まっているが、平均12.8得点3.7リバウンド1.1アシスト、フィールドゴール成功率53.1パーセント、3ポイントシュート成功率41.2パーセントをマークし、高いシュート成功率でオフェンスの要に成長している。また、先発に定着した2月以降得点力を上げており、3月は9試合のうち7試合で2ケタ得点を挙げている。

 レイカーズは、21日終了時点でウエスタンカンファレンス9位(37勝32敗)。プレイオフ進出に向け、2人の相性の良さをコートの上で発揮する姿を期待したい。レイカーズは次戦、23日にホームでフィラデルフィア・セブンティシクサーズと対戦する。