4月16日(現地時間15日)。NBAコーチ協会(以降NBCA)は、2023−24シーズンの年間最優秀コーチ賞にオクラホマシティ・サンダーのマーク・デイグノートHC(ヘッドコーチ)を選出したことを発表した。

 NBAの全30チームのHCたちによる投票で決定するこのアウォードは、HCとしての献身やコミットメント、ハードワークを称賛するもので、該当シーズンに選手たちをより高いレベルのパフォーマンスへと導く助けとなり、コミュニティに対する奉仕と献身を示したHCへ贈られるものとなっている。

 サンダーの指揮官へ就任して4シーズン目となった今シーズン。デイグノートHCはチームを昨シーズンの40勝42敗から17勝の上積みに成功し、ウェスタン・カンファレンス1位の57勝25敗(勝率69.5パーセント)へ引き上げた。

 オールスターのSGAことシェイ・ギルジャス・アレクサンダーを筆頭に、サンダーはジェイレン・ウィリアムズやチェット・ホルムグレン、ジョシュ・ギディー、ルーゲンツ・ドートらを擁し、4シーズンぶりのプレーオフ出場を飾っている。このチームがレギュラーシーズン55勝を超えたのは2015−16シーズン以降初のことで、今シーズンの勝率はフランチャイズ史上7位タイという好成績。

 なお、NBCAによる今シーズンの年間最優秀コーチ賞には、デイグノートHCに加え、JB・ビッカースタッフHC(クリーブランド・キャバリアーズ)、クリス・フィンチHC(ミネソタ・ティンバーウルブズ)、ジョー・マズーラHC(ボストン・セルティックス)、ジャマール・モーズリーHC(オーランド・マジック)という計5名が票を獲得した。