ダラス・マーベリックスは、「NBAプレーオフ2024」のウェスタン・カンファレンス・ファーストラウンドでロサンゼルス・クリッパーズを4勝2敗で下し、カンファレンス・セミファイナル進出を決めた。

 シリーズではルカ・ドンチッチが平均29.8得点8.8リバウンド9.5アシスト、カイリー・アービングが同26.5得点5.7リバウンド4.7アシスト1.8スティールと大暴れを見せてチームをけん引。

 5月8日(現地時間7日、日付は以下同)から幕を開けるカンファレンス・セミファイナルで、マブスはニューオーリンズ・ペリカンズを4戦全勝のスウィープで下したオクラホマシティ・サンダーと対戦することとなる。

 ただ、マブスはクリッパーズとのシリーズ第6戦の第2クォーター序盤にマキシ・クリーバーが負傷。5日に『ESPN』はクリーバーが右肩の肩鎖関節脱臼のため、無期限の離脱になると報道。このケガによって、プレーオフ残り試合の全休を余儀なくされるかもしれない状況に陥った。

 208センチ108キロのドイツ出身ビッグマンは、マブス在籍7年目の貴重なベンチメンバー。今年のプレーオフでは6試合の出場で平均19.4分5.7得点2.7リバウンド1.5アシストにフィールドゴール成功率52.4パーセント、3ポイントシュート成功率55.6パーセントをマーク。

 マブスのディフェンス面において万能さを引き出す男は、シリーズでラッセル・ウェストブルックをフィールドゴール成功率7.1パーセント(1/14)、ポール・ジョージを同22.2パーセント(2/9)、ジェームズ・ハーデンを同30.0パーセント(3/10)に抑える好守でも貢献。第5戦では3ポイント5本を沈めて15得点に3リバウンド1アシストの活躍を見せていた。

 サンダーとのシリーズで、マブスはダニエル・ギャフォード、デレック・ライブリー2世のセンター陣に加え、デリック・ジョーンズJr.やジョシュ・グリーン、ドワイト・パウエルのプレータイムを伸ばしてカバーしていくことになりそうだ。