NTTデータ イントラマート(イントラマート)は、エンタープライズローコードプラットフォーム「intra-mart」を利用したシステム開発に活用できるコンポーネントやアプリケーションテンプレート、また各種アプリケーションを公開・提供する「IM-マーケットプレイス」を11月20日にオープンした。
 企業によるDXの推進に向けて迅速・簡単にシステム開発を行うため、ローコード開発の活用が加速している。同時に内製化を指向し、主体的に開発・運用を手掛ける企業が増加するなか、開発効率をさらに高める必要性が増している。システム開発では各社特有の仕様がある一方、多くの企業で共通して再利用できるコンポーネントやアプリケーションテンプレートを活用することにより、開発効率を一段と高めてスピーディなDXの推進が可能となる。
 intra-martは、その導入・開発を支えるパートナーが約200社、これまでの導入実績は9500社超にのぼる。IM-マーケットプレイスでは、この幅広いエコシステムのデベロッパーコミュニティで開発されたさまざまなコンポーネントやアプリケーションテンプレート、またアプリケーションを公開・提供する。intra-martのローコード開発の機能の一環として、企業はこれらを活用して自社の仕様に合わせたカスタマイズや拡張が可能となり、ビジネスに最適な業務アプリケーションを作成できる。
 今回のオープンに際しては、まず利便性の高いコンポーネントとして、「会社情報パーツ」「案件情報パーツ」「ワークフロー情報パーツ」の三つの無償提供から開始する。対象は、「Customer Success License」または「Accel-Mart Plus」を契約・利用している企業。専用アカウントを取得後、ログインすることで利用できる。
 今後、IM-マーケットプレイスでは、パートナー各社がintra-martを基盤に開発した業種・業務に特化した各種アプリケーションをはじめ、多様なコンポーネントやコーポレート系アプリケーションやERPシステム向けのテンプレートを順次公開・提供を予定している。